第13回-根本塾「体格指標に基づくヨード量規定の『これまで』と『これから』」

造影CT検査は、今や臨床において不可欠な検査となっています。現在では様々な造影剤の投与法が考案され、その進展により臨床現場で非常に役立っていますが、最も基本的な指標である造影剤量の決定については、依然として体重換算による規定が主流です。これまでにも除脂肪体重や体表面積など、様々な体格指標を用いた造影剤量の規定法が提案されてきましたが、まだ広く浸透していません。
近年こういった体格指標を応用しヨード量を決定できる装置が登場しています。こういった装置の登場によって、従来から広く用いられてきた体重法が、異なる指標に変化していく可能性があります。
本講演では、造影剤投与量の決定方法の「これまで」の課題と「これから」の展望についてお話ししたいと思います。

  • 登壇者

    佐賀県医療センター好生館

    放射線部

    三井宏太 先生

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