「気管⽀動脈塞栓術(BAE)を⽬的とした台形クロス注⼊法を⽤いたCT Angiography 」
本動画は2025年1月18日に現地開催されましたNemotoユーザ会 in Tokyo 2025の造影セッションにて講演頂いた内容です。
テーマ:「気管⽀動脈塞栓術(BAE)を⽬的とした台形クロス注⼊法を⽤いたCT Angiography 」
講師:東邦⼤学医療センター⼤森病院 管野 ⿇美 先⽣
抄録:気管支動脈塞栓術(BAE)は、喀血に対する有効な治療法であるとされている。BAE術前のCT Angiographyは、責任血管の同定や再発リスクの高い全身動脈肺循環シャント(SPS)の評価を可能とし、BAEの成功率向上に寄与するという報告がある。しかし、微細な気管支動脈やその他の責任血管を正確に評価するためには、撮影方法の工夫が不可欠である。そこで当院では、術前撮影における造影剤の注入法として「台形クロス注入法」を導入している。台形クロス注入法は、造影剤と生理食塩水の注入速度を可変で混合注入することで、静脈系に停滞した造影剤を効果的に後押しする利点がある。これにより、診断の妨げとなる静脈系の残存造影剤からのアーチファクト低減が可能となり、微細な血管の描出能が向上する。また、生理食塩水の後押し効果により、肺動脈のCT値を抑えながら大動脈のCT値を維持し、SPSの描出が可能となる。
本講演では、当院で撮影した様々な臨床症例も併せて、BAE術前におけるCT Angiographyの撮影技術について解説する。
-
登壇者
東邦⼤学医療センター⼤森病院
管野 ⿇美 先⽣
