第18回-根本塾 「頭部における2段階注入は本当に必要なのか?」
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当院の脳血管撮影室において、AVMや脳腫瘍の回転3D撮影の際、根本杏林堂製2筒式インジェクターPRESSDUOを用いた、4倍希釈造影剤を流した後に続けて原液造影剤を流しながらCBCT撮影を行う『2段階注入CBCT』を行っている。本撮影を考案し、初めて臨床にて撮影を行った1件目の2014年7月から11年が経過した現在、『2段階注入』という言葉が広く知られるようになった。ただし、“本撮影は本当に必要なのか?”という疑問がある。通常の原液造影剤を用いた3D回転撮影でも特に問題はない症例に対し、なぜ2段階注入を行う必要があるのか、そもそも2段階注入の考え方は何なのか。本会において2段階注入の考え方、撮影方法、基礎的検討、臨床症例等を提示し、“2段階注入は本当に必要なのか?”について述べさせていただく。
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登壇者
横浜新都市腦神絰外科病院
画像診療部
齋藤誠 先生